2019年にやったこと

ハイライト

  • 会社でSREからバックエンドチームに移籍
  • シリコンバレーに移住し、生活の基盤を整えた
  • RubyJIT開発を継続し、その参考にすべくJVMの実装を少し勉強した

発表

RubyJITの話を伊東で1回、東京で2回、博多で1回、USで1回、ロシアで1回の計6回話した。 今年はかなりいろいろ試した割にはなかなか成果が乏しい感じだったので、来年はバーンと成果を出していきたい。

英語での発表

年々少しずつながら多少は英語で話をするのに慣れてきた気がする。 割と自分が英語で話してる動画がたまってきたけど、最初に比べるとマシになったと信じたい。

去年書いてなかったけど、英語のPodcastにも2回出ていた。

仕事 / US生活

2018年は1年間SREチームで主にPythonを書いていたが、2019年は年明けからバックエンドチームというところに移ってKotlinを書いている。 Rubyは常に書いていて、入社後3回目となる rails new もした。

バックエンドチームの中ではストレージチームというサブチームにいて、TDで動いているクエリエンジンのストレージに関連したサービスのメンテナンスをしている。クエリの最適化をするために必要なメタデータを提供する下準備として、その基盤となる部分をでかいRailsからKotlinでDropwizardのサービスに切り出すということをやっているが、結合箇所が比較的多く大変なのと他にもいろいろ仕事がある関係でまだそれをやっている。次のクオーターで区切りをつけたい見込み…

サイドプロジェクトとしては、Xenial移行がパフォーマンス問題で難航してた奴をやっつけたり、Chefでデプロイしていたレガシーサービスを mitamae on CodeDeploy でデプロイするように移行したりした。mitamaeは全社的に使っているというよりは、割とChefのコードがあって素のCodeDeployに移行するのが大変 + トラフィックも多く移行リスクが高いようなサービスを安全に移行するために使っていて、歴史の長い3つのサービスで使われている。地味に成果物がいくつかオープンソース化されている。

入社時から希望していたUS移籍が叶い、妻と一緒にUSに移住した。US移籍が退職のち入社扱いだったので9月に有給を消化しまくり、10月からマウンテンビューオフィスで働いている。Armオフィスがサンノゼにありそちらに近くしようと考え、サンタクララのほぼサンノゼみたいな位置に住んでいる。同僚は月4000ドル前後の家賃を払っている人が多い中、割と安めのエリアの1ベッドルーム *1 なので家賃は月2700ドル弱。マウンテンビューは遠いので車通勤しながら Rebuild.fm の消化が捗る。

東京オフィスにいる時は英語だけ喋る同僚が近くにいて英語で会話する機会が割とあったが、こちらのオフィスで僕が関わるエンジニアが大体日本語を話せるので、仕事中あまり英語を話さなくなった。が、Zoomで英語を話す機会が週2〜4回あるし、プライベートで外にいる時に英語を使うので英語を話す時間はトータルでは増えていると思う。

ブログ

書きたいなあと思いつつ書いてないネタがまだ3つくらいあるんだけど、コードを書くのに比べて文章を書くのが大変面倒なのであまり書かなくなってしまった。かろうじて書けたのはこのあたり:

JVMの奴は本当はOpenJDKのVMJITの実装がCRubyと同じレベルでスラスラ読めるところまで行きたかったけど、独力ではちょっと大変だったので一旦やめた。Ruby Hacking GuideとかRuby Under a MicroscopeのOpenJDK版みたいな奴 (特にVMJITの部分が解説されているもの) をご存じの方がいたらご共有ください。

OSS活動

新作は習作のJJVMだけ。 一方既存のOSSのメンテを割とがんばっていたので、思い入れのあるものをご紹介:

2020年は

2019年が全く目論み通り行かなかったので… 今度こそJITRailsアプリが高速化できるようにしたいですね!

あとは英語の勉強を継続してTOEFL iBTで100点越えたいと思っている。

*1:一番小さい単位だけど、東京の2DKより広いのがほとんど