2018-01-01から1年間の記事一覧

2018年にやったこと

2017年にやったこと 2016年にやったこと 2015年にやったこと ハイライト 所属しているTreasure DataがArmに買収され、給料が増えた ジョブタイトルがSenior Software Engineerになった Ruby 2.6のJITコンパイラを開発し、Ruby Prize 2018をいただいた ARMに…

リモートでアメリカの大学院のCSの授業を取ってみた話

Armの福利厚生プログラム FlexPot 私が所属しているトレジャーデータは今年Armに買収され、福利厚生周りがArmのものに刷新された。 その中にFlexPotというものがあり、自己啓発にお金をつかってその領収書を会社に出すと、1年間の合計で上限XX万円まで会社が…

SQLで羃等にDBスキーマ管理ができるツール「sqldef」を作った

sqldefのリポジトリ github.com これは何か Ridgepoleというツールをご存じでしょうか。 これはRubyのDSLでcreate_tableやadd_index等を書いてスキーマ定義をしておくとそれと実際のスキーマの差異を埋めるために必要なDDLを自動で生成・適用できる便利なツ…

RubyのJITに生成コードのメモリ局所性対策を入れた話

昨日、RubyのJITの性能改善のためのパッチを入れた。 github.com JITすればするほどRailsが遅くなる問題 Rubyの次期バージョンである2.6には、バイトコードをCのコードに変換した後、gcc/clangでコンパイルして.soファイルにしdlopenすることで生成コードの…

個人で運用するKubernetesクラスタ

Kubernetesの使用感に興味があってaws-workshop-for-kubernetesというのを先週やり、ちょうどEKSがGAになった直後だったのでEKSが試せたのだけど、まあ最初からマネージドだとあまり面白みがないし金もかかるので、個人のVPSで動かしてた奴を全部Kubernetes…

Ruby 2.6にJITコンパイラをマージしました

The English version of this article is available here: medium.com 2/4(日)に、去年のRubyKaigiが終わった直後の新幹線で開発を始め10月に公開したJITコンパイラをRubyのtrunk (2.6.0-dev) にマージし、昨日TD Tech Talk 2018で以下のような内容の発表を…